「おつな」が生まれるまで

小料理屋時代に、その日残ったマグロで「ツナのオイル漬け」を作ってみたのが誕生のきっかけ。
結構おいしいけど、次は違うマグロで作ってみよう。オイルの種類を変えてみようと、凝り性の性格から探求の日々がスタートしました。

日本全国のツナのオイル漬けを調べ始め、海外のツナまで食べまくって日夜研究しました。
なぜ缶詰が多いのか?なぜ綿実油や大豆油が多いのか?なぜ本マグロやインドマグロは使わないのか?
自分の作りたいツナを製品にするため、勉強しました

けれども思ったようには、そう簡単にはいかず、何度諦めかけたことか・・・。
(美味しくは作れる。けど部位によって味が変わる。コンフィしてから瓶詰だと正確な内容量が量れない。)
夢にまでツナが表れて、おいしさのヒントがひらめいて、また作ってみる。のトライ&エラーを4年。
ようやく素材そのものの味が生きた、オイルの種類、製法にも納得のできる「ツナのオイル漬け」が完成しました。
が、今度は保存が全くできない。
(オイル漬け=保存) (コンフィ=保存)と思っていた自分の考えが一蹴され、真っ白。
料理と魚に携わって生きてきた自分の慢心が失敗の原因でした。
加工会社に飛び込みで相談、見学をさせて頂き、保存を一から勉強。
自分のレシピが再びゼロに。美味しく作るのと保存は全く別問題。
改めて缶詰加工の高技術を実感しました。
自分の常識なんて角度を変えればゼロになる。自分の考えが如何に浅はかだったか。

その後販売が始まりましたが、今度は瓶のオイル漏れ、蓋が開かない苦情が殺到。
瓶の容量や性質も勉強し、デザインもすべて一変しました。

「おつな」がで完成するまで、魚屋を経て、小料理屋を営んだ20年の時間で出会った方々のツナがりで、このツナのオイル漬けが誕生できたと本当に感謝しています。
一つひとつ手作りだからこそ、素材や製法こだわれるし、多種多様なフレーバーを変えたり。今までの想いをすべて込めて、わが子のように作ってます。

その名の通り、“乙な”ひと品になりました。
是非、ご賞味ください。